1人の死刑執行、3人殺害事件
谷垣禎一法相は26日、2007年の香川3人殺害事件で死刑が確定した川崎政則死刑囚(68)=大阪拘置所=の刑を同日午前に執行したと発表した。2人に執行された昨年12月12日以来で、第2次安倍政権で9人となった。
確定判決によると、川崎死刑囚は07年11月、金銭トラブルなどから香川県坂出市の自宅で寝ていた義理の姉でパート従業員の三浦啓子さん=当時(58)=を包丁で刺殺。一緒にいた三浦さんの孫の幼い姉妹も刺して殺害、3人の遺体を空き地に埋めた。
谷垣法相はこれまで「被害者の感情や国民の支持」などを理由に、現行の死刑制度を見直す必要はないとの立場を取っている。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。