【ウィーン共同】国連薬物犯罪事務所(UNODC、本部ウィーン)は26日、2014年版「世界薬物報告」を発表し、ヘロインやアヘンの原料となるケシの違法な作付面積が13年に世界で約29万7千ヘクタールに上り、1998年に推定を始めて以来、最大となったことを明らかにした。
世界最大の栽培国のアフガニスタンと、ミャンマーで作付けが増加。アフガンでは前年比36%増え、過去最大の20万9千ヘクタールに達した。
UNODCのフェドトフ事務局長は「アフガンの麻薬取引額は、国内総生産(GDP)の10~15%に上るとみられる」と指摘している。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。