和歌山、「ジビエ」肉を格付け
農作物を荒らすイノシシやシカを、野生鳥獣肉「ジビエ」として消費しようと、和歌山県は7日、牛肉のような肉質の格付けや、解体施設の認証を始めると発表した。
ジビエの格付けは都道府県で初の試み。牛肉などに比べて肉質にばらつきが大きく、消費者になじみも薄いが、格付けで分かりやすくし、販路を広げる。消費につながれば狩猟量が増えることも期待される。
県は、解体施設の衛生状況や捕獲や流通の記録をさかのぼれるかを審査し、認証。講習を受けた格付け員が、認証施設で解体された肉の脂身の量などに応じ、イノシシ肉の場合は「ABC」の3段階、シカ肉は2段階で格付けする。
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