妊婦の血液で胎児のダウン症などの染色体異常を調べる新出生前診断を実施している病院グループは27日、昨年4月の導入開始から1年間で受診した7740人のうち、113人が中絶したとの集計結果を明らかにした。陽性判定後に確定診断を受けずに中絶した人が2人、陽性との判定を知る前に中絶した人が1人いた。
グループで診断を実施している国内37医療機関の実績を集計、近畿大で開かれた日本遺伝カウンセリング学会で発表した。
7740人のうち、陽性判定を受けたのは142人で、確定検査で異常が判明したのは80%の113人。うち中絶を選択したのは97%の110人。
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