再稼働の前提となる審査が進む九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)について、原子力規制委員会が審査合格証の原案となる「審査書案」を9日の定例会合で示す方針を固めたことが4日、分かった。昨年7月の新規制基準施行後、電力各社が審査申請した12原発19基のうち、初めて基準に適合した原発となる。
最終的な合格には地元の同意なども必要で、再稼働は秋以降になる公算が大きい。規制委は今後、審査書案への技術的な意見を1カ月間募集し、正式な審査書としてまとめる。
ただ最終的な合格に向けて必要な工事計画や保安規定の審査に関する書類を、九電はまだ提出していない。
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