中国、元制服組トップ党籍剥奪
【北京共同】中国共産党は30日、習近平総書記(国家主席)が主宰する中央政治局会議を開き、中国軍の最高指導機関である中央軍事委員会の徐才厚元副主席の党籍を剥奪することを決定した。刑事責任を問うため、徐氏を収賄容疑で検察機関に送るとした。国営通信、新華社が伝えた。
中国が1978年に改革・開放路線へ転じて以降、軍制服組トップ経験者が党籍を剥奪されるのは初めて。習氏は軍最高指導層に対する厳しい姿勢を示すことで、軍の掌握を固める狙いがある。
新華社によると、徐氏は職権を利用して部下らの昇進に便宜を図り、その見返りに自身や家族が賄賂を受け取った。
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