北朝鮮が設置する拉致被害者の再調査に関する特別調査委員会が、金正恩第1書記がトップを務める国防委員会の幹部が中心メンバーとなることが分かった。第1書記の直轄組織の位置付けになる。調査委の下に「拉致被害者」など四つの分科会も設ける。1日の日朝政府間協議で北朝鮮側が伝えた。日本政府関係者が3日明らかにした。政府は同日中に関係閣僚会議と国家安全保障会議(NSC)を開き、独自経済制裁の一部を解除する方針を決める。4日に閣議決定する方向だ。
北朝鮮側も5月末の日朝合意に基づき、速やかに調査委を設置し、再調査を開始するとみられる。
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