日朝協議で拉致調査委の構成聴取
【北京共同】日本と北朝鮮は1日午前(日本時間同)、外務省局長級による政府間協議を中国・北京の北朝鮮大使館で開いた。日本側は拉致被害者の安否再調査などに関する特別調査委員会の陣容について聴取。軍や党の機関を含む体制内の全組織を調査できる強力な権限を持つかが焦点となる。伊原純一外務省アジア大洋州局長は冒頭で、6月29日の短距離弾道ミサイル発射に関し「国連安全保障理事会決議の趣旨に相いれず、極めて遺憾だ」と厳重に抗議した。
日本側は、北朝鮮側の説明内容を点検。協議は警察庁の北朝鮮専門家も同席し、1日だけで終了する予定だ。午後の協議は日本大使館で開かれる。
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