温暖化でペンギン2割減
地球温暖化がこのまま進むと、今世紀後半には南極のコウテイペンギンの数が2割ほど減り、絶滅危惧種となる恐れがあるとする試算を米ウッズホール海洋学研究所などのチームがまとめ、29日付の英科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジに発表した。
チームは、気候変動に伴い、南極周辺の氷の量が変化することに注目。試算の結果、2048年までは数が増えるものの、その後急速に減少。確認されている45の群れ全てで80年までに数が減る見込みとなった。2100年には、少なくとも30の群れは半数以下となって消滅する群れも出て、全体の数は現在より約19%減るという。
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