東京都庁小包爆弾事件で殺人未遂ほう助罪などに問われた元オウム真理教信者菊地直子被告(42)の裁判員裁判で東京地裁は30日、「運んだ薬品が多くの人の殺傷に使われる危険性を認識していた。爆弾による無差別攻撃に大きく貢献した責任は重い」として、懲役5年(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。被告側は即日控訴した。
菊地被告は爆薬原料の運び役として起訴され、「原料とは知らなかった」と全面無罪を主張していた。直接証拠はなく、運んだ薬品がテロに使われるという認識が被告にあったかどうかが最大の争点だった。
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