制裁違反、9千億円支払いで和解
【ニューヨーク共同】米司法省は6月30日、フランス銀行大手BNPパリバがイランなど米国の経済制裁対象国と違法に取引をしていた問題で、計89億7千万ドル(約9千億円)の和解金を支払うことで同行と合意したと発表した。
米メディアによると、経済制裁に関連する金融機関への和解金としては過去最大。米財務省やニューヨーク州との和解も含めた金額の合計は約120億ドルに上る。
ホルダー司法長官は30日の会見で「(BNPパリバは)米当局をだますため、違法取引を巧みに偽装して痕跡を隠していた」と指摘した。
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