トヨタ自動車が生産現場の人手不足に対応するため、毎年夏に実施している大卒の新入社員約600人の工場実習を繁忙期に当たる来年1~3月に変更することが3日、分かった。景気回復に伴う雇用情勢の改善で期間従業員の採用が難しくなっていることから、新入社員を活用する。
関係者によると、期間従業員の募集に対し、これまでは週に200人程度の採用が可能だったが、現在は特別手当を支給しても70人程度にとどまっている。
こうした事態を受け、トヨタは期間従業員の待遇を見直すとともに、既に採用した期間従業員の定着率の向上にも取り組むことにした。
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