避難勧告は土石流10分後、長野
一家4人が巻き込まれ、中学生1人が死亡した長野県南木曽町の土石流災害で、町の避難勧告が土石流発生の約10分後だったことが10日、町への取材で分かった。宮川正光町長は「役場付近の雨は強くなかった。土石流の発生は予測できなかった」と話した。
町長によると、9日午後5時半ごろから、副町長らと接近中の台風8号に備えるため協議していた。同40分ごろに国土交通省から土石流発生の連絡を受け、同50分、町内の673世帯1645人に避難勧告を出した。
長野地方気象台によると、町にある観測点で雨が観測され始めたのが土石流発生の約2時間前だった。
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