掃討作戦、大都市にも
【モスクワ共同】ウクライナのポロシェンコ大統領は5日、東部で展開中の親ロシア派武装集団の掃討作戦について、大都市部での市街戦に拡大することも辞さない構えを示唆した。国民向けの演説で「テロリストたちは大都市に立てこもった。私の指令は包囲網を狭め、ドネツク、ルガンスク両州を解放することだ」と語った。
政権部隊が5日、親ロ派武装集団の拠点だった東部ドネツク州北部の都市スラビャンスクを奪還したことを受けた発言で、市街地の行政庁舎や治安機関施設を占拠している武装集団をけん制する狙いもある。本格的な市街戦に発展すれば市民が犠牲になりそうだ。
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