東京商工リサーチが8日発表した2014年上半期(1~6月)の企業倒産件数(負債額1千万円以上)は、前年同期比9・7%減の5073件となった。景気の回復傾向を受け、上半期としては5年連続で減少し、4723件だった1991年以来の低水準となった。人手不足が原因の倒産件数は20件となり、前年同期の6件を大きく上回った。
企業倒産全体の負債総額は大型倒産が減少したことから、41・4%減の1兆541億円だった。中小企業の返済猶予に応じる金融機関が増えたことも寄与した。
倒産件数を原因別にみると「設備投資過大」など好況期に増加する要因が増えた。
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