通信教育大手ベネッセコーポレーションの顧客情報流出問題で、流出した情報にアクセスできる端末が、出入りを厳しく制限された部屋に置かれていたことが12日、関係者への取材で分かった。アクセス権限のある人物は絞られ、同社は既にデータを持ち出した人物を特定。警視庁は不正競争防止法違反(営業秘密の複製、開示)の疑いで調べている。
同法は、有用で秘密として管理されている情報を「営業秘密」とし、保護対象にしている。警視庁は管理状況などから、流出したデータが営業秘密に該当するとみている。
関係者によると、データの流出元は、ベネッセのシステムを扱う関連会社の都内の事業所。
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