室町時代の銅銭ぎっしり4万枚
15世紀(室町時代)に流通した銅銭約4万枚が入ったつぼが京都市下京区貞安前之町で見つかり、民間発掘調査会社イビソク(岐阜県大垣市)などが8日、発表した。当時、1枚は100円前後で、400万円相当という。
持ち主は不明だが、文献によると出土場所には当時、河原で染色などをしていた職能集団の屋敷があった。目的は、貯金や隠匿、地鎮などの可能性があるという。
銭がつぼに納められたままの状態で見つかるのは珍しく、同社担当者は「貨幣研究の良質な史料になりそうだ」としている。
つぼは備前焼で、銭は唐の「開元通宝」や宋銭、明の「永楽通宝」など計約50種類。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。