元ソ連外相のシェワルナゼ氏死去
【モスクワ共同】ソ連末期のゴルバチョフ政権で外相を務め、東西冷戦を終結に導いた「新思考外交」の推進役だったエドアルド・シェワルナゼ元グルジア大統領が7日、首都トビリシの自宅で死去した。86歳だった。報道担当者によると、数カ月前から重い病を患っていた。
ソ連外相としての約5年間、ペレストロイカ(改革)を進めた当時のゴルバチョフ大統領の右腕として、米ソの緊張緩和や1989年のベルリンの壁崩壊に象徴される冷戦終結に大きく貢献した。
アジア・太平洋地域の信頼構築にも注力し、外相として3度訪日し、中曽根康弘首相や安倍晋太郎外相らと会談した。
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