【準々決勝】
▽アルゼンチン―ベルギー(日本時間6日午前1時・ブラジリア)
ともに決勝トーナメント1回戦は延長にもつれる熱戦を制した。中3日で体力の回復具合と選手層の厚さが鍵となる。
アルゼンチンは全て1点差で4連勝。勝負強さを見せるが、メッシとディマリアのドリブル突破に頼りがちで攻撃は引き出しが少ない。ロホを出場停止で欠くのも痛い。
ベルギーは前線のルカクやオリジ、スピードと技術を備えたアザールやメルテンスが揺さぶれるか。ウィルモッツ監督の交代策はことごとく的中している。GKクルトワを中心に4試合2失点の守備陣が、メッシをどう抑えるかも注目される。
▽オランダ―コスタリカ(同午前5時・サルバドル)
前回準優勝のオランダが優位に立つ。攻撃陣が好調で、試合展開に応じて布陣を変える柔軟さを持つのも強みだ。ロッベンが3得点、決定力の高いファンペルシーも3点を挙げ、4試合で全チーム最多の12ゴールを奪った。速攻の威力はすさまじい。
今大会は守備的な5―3―2が基本だが、リードを許した場面では前線を厚くして攻め立てる。
個々の力量で劣るコスタリカは4試合2失点の堅守が頼み。GKナバスを軸にしのげるか。キャンベルのスピードやルイスの技術を生かして、先手を奪いたい。(共同)
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