▽スイス―エクアドル(日本時間16日午前1時・ブラジリア)
スイスは攻守ともにレベルが高い。守備的MFのインラー、ベーラミは非常に堅実だ。2009年のU―17(17歳以下)W杯優勝を経験したシャカや、シャキリ、ドルミッチら実力のある若手が攻撃を担う。屈指の右サイドバック、リヒトシュタイナーの攻め上がりにも注目。
エクアドルはスピードを生かしたサイド攻撃に活路を見いだしたい。マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)でプレーするA・バレンシアの突破からどれだけチャンスをつくれるか。粘り強い守備もポイントになる。
▽フランス―ホンジュラス(同午前4時・ポルトアレグレ)
フランスは開幕前に大黒柱のリベリが腰痛で離脱したが、タレントは豊富。地力で勝り、優位は動かないだろう。ポグバ、マチュイディらが中盤を制圧して試合をコントロールできるか。前線中央に陣取るFWベンゼマに、点取り屋としての期待がかかる。
ホンジュラスは3度目の出場で初勝利を狙う。身体能力の高い選手がそろい、前線からプレスをかけ続けて、縦に速い攻撃につなげられるか。エスピノサ、O・ガルシアの左右のMFが、サイドから崩して好機をつくりだし、得点に結びつけたい。
▽アルゼンチン―ボスニア・ヘルツェゴビナ(同午前7時・リオデジャネイロ)
優勝候補のアルゼンチンはメッシ、初出場のボスニア・ヘルツェゴビナはジェコと両エースの出来が勝敗を分けそうだ。
メッシはイグアイン、ディマリア、アグエロらで構成する強力攻撃陣を引っ張る。前回大会は不完全燃焼に終わったが、自身3度目のW杯で今度こそ本領発揮なるか。
欧州予選で10試合10ゴールをマークしたジェコは、マンチェスター・シティー(イングランド)でも16点を挙げ、リーグ制覇に貢献した実力者。番狂わせには、この大型FWの活躍が不可欠だ。(共同)
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