【決勝トーナメント1回戦】
▽フランス―ナイジェリア(日本時間7月1日午前1時・ブラジリア)
16年ぶりの優勝に向けて攻守に充実しているフランスが主導権を握りそうだ。ベンゼマが自由自在に攻め、小兵バルブエナは運動量に富む。1次リーグ3試合で計8得点。好GKロリスを擁し、若きセンターバックのバランら守備陣は2失点したスイス戦以外は無失点と安定。その2点も5―0から失ったものだ。
初の8強入りを目指すナイジェリアは、GKエニェアマら守備陣の踏ん張りで接戦に持ち込みたい。1次リーグ最終戦のアルゼンチン戦で2ゴールを決めた俊足ムサとエメニケとの好連係でフランスの防御を崩せるか。
▽ドイツ―アルジェリア(同7月1日午前5時・ポルトアレグレ)
16大会連続で1次リーグを突破したドイツと初めて16強入りしたアルジェリア。経験の差に加え、層の厚いドイツの優位は揺るがない。
ドイツは1次リーグ4得点のミュラーをワントップに置く攻撃陣が好調。ともに190センチを超えるフンメルス、メルテザッカーの両センターバックはゴール前の空中戦で圧倒的な力を見せる。
守勢が予想されるアルジェリアは長身FWスリマニやフェグリらがカウンターを狙うだろう。初出場の1982年大会では西ドイツ(当時)を破る金星を挙げており、その再現を狙う。(共同)
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