▽ホンジュラス―スイス(日本時間26日午前5時・マナウス)
スイスはエクアドルと勝ち点3で並ぶが、得失点差で下回る。決勝トーナメント進出の可能性を広げるために1点でも多く取って勝ちたい。
2試合続けて2ゴールを奪い、攻撃面に問題はない。左眼窩底を骨折したDFフォンベルゲンの穴をどう埋めるか。第2戦で5失点と崩れた守備の立て直しがポイントになる。
ホンジュラスは2連敗ながら、わずかに1次リーグ突破の可能性を残す。コストリーら攻撃陣の奮起は必須。出場停止だった攻守の要、W・パラシオスが戻るのは好材料だ。
▽エクアドル―フランス(同26日午前5時・リオデジャネイロ)
2試合で8得点を挙げて2連勝。攻撃陣が好調なフランスが、1次リーグ突破に向けて、優位に立つ。分厚い攻撃を展開するには、マチュイディらが中盤を支配できるかが鍵。エースのベンゼマには3試合連続ゴールの期待がかかる。エクアドルが前に出てくれば、おのずとチャンスは増えるだろう。
エクアドルは16強入りへ、勝ち点を積み重ねられるか。守備への備えを怠らずに両サイドからの速攻を軸にゴールを狙いたい。3得点のE・バレンシアは厳しいマークが予想されるだけに、周囲のサポートも不可欠だ。
▽ナイジェリア―アルゼンチン(同26日午前1時・ポルトアレグレ)
2連勝で1次リーグ突破を決めているアルゼンチンは、エースのメッシが3試合連続ゴールを決められるか。
第2戦は守りを固めるイランを攻めあぐねたが、試合終了間際に華麗なミドルシュートを決めて存在感を示した。ただ、チーム全体の運動量が少ないのは気掛かり。決勝トーナメントを見据え、前線でのアグエロやイグアインらとの連動性も高めたい。
勝てばF組1位通過のナイジェリアは出場32チームで唯一、まだ失点がない。守備で踏ん張り、エメニケやムサらの得点が期待される。
▽ボスニア・ヘルツェゴビナ―イラン(同26日午前1時・サルバドル)
イランが決勝トーナメントに進出するには、まずは勝利が必要だ。アルゼンチン戦では堅い守備から速攻を仕掛け、強豪を慌てさせた。ここまでは守備に人数を割いて戦ったが、よりリスクを負って攻める必要がある。デヤガの突破やグーチャンネジャドの裏への抜けだしなどで、どれだけチャンスをつくれるか。
1次リーグ敗退が決まっているボスニア・ヘルツェゴビナは初出場での1勝が目標。ナイジェリア戦では運動量が少なく、攻守に迫力を欠いた。意地を見せたい。まだ無得点のジェコの奮起も待たれる。(共同)
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