▽ブラジル―チリ(日本時間29日午前1時・ベロオリゾンテ)
6度目の優勝を目指すブラジルに目立つ死角は見当たらない。チリが番狂わせを起こすには幸運も必要になるだろう。
ブラジルはエースのネイマールが1次リーグで4得点と絶好調。前線のフレジにもゴールが生まれた。攻撃はバリエーションが豊富で、主将のチアゴシウバやダビドルイスが並ぶ守備陣も安定感がある。
チリはスペインから金星を挙げた一戦のように、攻撃的な姿勢を貫くことが重要だ。持ち味の積極的なプレスでボールを奪い、サンチェスを中心に素早い連動でゴールを狙いたい。
▽コロンビア―ウルグアイ(同29日午前5時・リオデジャネイロ)
攻撃力を持ち味とする南米勢の対決となった。活発にシュートを打ち合う展開になれば、互いに好機をどう生かすか。
1次リーグ3試合で9得点のコロンビアは、攻撃陣に勢いがある。グティエレスをトップに置き、注目株のロドリゲス、クアドラードらスピード豊富な2列目の選手が縦横無尽に暴れたい。
ウルグアイはエースのスアレスが、かみつき行為で出場停止処分を受けた。W杯でマラカナン競技場での一戦は、優勝した1950年大会以来となる。前線のカバニ、フォルランを機能させて競り勝ちたい。(共同)
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。