▽オランダ―メキシコ(日本時間30日午前1時・フォルタレザ)
ともに攻撃力が高く、攻守の切り替えが素早い。速攻が際立つオランダと、組織的なパスワークがあるメキシコと特長は異なる。地力ではオランダがやや上回るか。
1次リーグで参加32チーム最多の10点を挙げたオランダは主力FWファンペルシーが出場停止から戻るのが心強い。ドリブルで敵陣を切り裂くロッベンとともに、相手守備の脅威になる。
メキシコは3試合1失点と、守りの安定感が光り、ブラジル戦で好守を連発したGKオチョアが立ちはだかる。攻撃は両サイドのアギラル、ラジュンを生かしたい。
▽コスタリカ―ギリシャ(同30日午前5時・レシフェ)
ともに初の8強を狙い、初対戦する。両チームとも守りが堅く、隙をいかに突くかが勝敗を分けそうだ。コスタリカはウルグアイ、イタリア、イングランドがいた激戦区の1次リーグD組を首位通過し、力は一枚上手か。GKナバスの好守と5バックの厚い守備で失点を1でしのいだ。ルイスらの攻めも迫力がある。
ギリシャは1次リーグ最終戦のコートジボワール戦で試合終了間際にサマラスが決勝PKを決め、初めて16強に進んだ。戦法は堅守から速攻に徹している。大型選手がそろうだけにCK、FKの好機も大事にしたい。(共同)
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