全日本柔道連盟(全柔連)は16日、東京都文京区の講道館で理事会を開き、2013年度の会員登録人数が過去最少の16万9333人となり、前年から減った6207人のうち約4千人が小中学生であると報告された。
昨年発覚した暴力指導問題などの影響が大きいとみられる。全柔連の近石康宏専務理事は「一連の不祥事が大きなイメージダウンとなり、非常に深刻な状況だ」と述べ、授業や部活動における柔道事故の発生も原因に挙げた。山下泰裕副会長は「どうすれば競技人口が増えるかについて今まで全く議論されていない。早急に取り組まないといけない」と危機感をあらわにした。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。