▽コロンビア―コートジボワール(日本時間20日午前1時・ブラジリア)
勝ち点3同士の一戦で、どちらがC組のトップに立つか。ギリシャに3―0で快勝したコロンビアは、大エースのファルカオが不在でも攻撃は十分に破壊力を持つ。中心となるグティエレスとロドリゲスが初戦でゴールを挙げたのも明るい材料だ。
コートジボワールも日本戦の逆転勝ちでチームの雰囲気はいい。初戦と同じく、まだ本調子ではない大黒柱のY・トゥーレのプレーとドログバの起用法が焦点になるが、今回は先制されれば逆転は難しそう。サイド攻撃で先手を取りたい。
▽日本―ギリシャ(同20日午前7時・ナタル)
両チームとも第1戦を落としており、是が非でも勝ち点3が欲しい。
日本は攻撃的な姿勢を取り戻して、本来のパスサッカーを展開したい。守備に追われて持ち味を発揮できなかった岡崎や、ミスが目立った香川が相手ゴールに近い位置でのプレーを増やせるかがポイント。堅守が武器のギリシャに対し、ボール保持で上回れるとみる。守備陣は攻守の切り替えに備えて危機管理を常に意識したい。
ギリシャは右サイドバックのトロシディスが正確なクロスを上げる。日本は初戦で同サイドからのクロスで2失点。要注意だ。
▽ウルグアイ―イングランド(同20日午前4時・サンパウロ)
ともに初戦に敗れているため、勝ち点3を得たい。ウルグアイはコスタリカ戦で3失点を喫して逆転負け。堅守速攻のベースとなる守備の立て直しが急務だ。開幕直前に膝を手術したFWスアレスの出場は微妙。フォルランの得点能力に期待がかかる。
イングランドはスタリッジら、スピードのある攻撃陣が相手の裏を狙って攻めたい。W杯でいまだ無得点のルーニーの奮起も求められる。終盤に運動量が落ちた初戦の反省を生かし、ジェラードらがボールを動かして試合をコントロールできるかも鍵となる。(共同)
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。