全日本柔道連盟(全柔連)は30日、東京都内で評議員会を開き、約1億2500万円の赤字となる2013年度決算を承認した。不正受給の発覚などで助成金や補助金が停止されて前年度から約1億円、企業協賛金も約5千万円減少したのが主な要因。
宗岡正二会長は冒頭のあいさつで「安定した財政基盤を確立しないといけない。経費節減も必要」と危機感を示した。また、長野県で教え子に重度の障害が残るけがを負わせた元指導員に有罪判決が出たことを「深刻に受け止めないといけない」と述べ、被害者側と連携して重大事故ゼロを目指す考えも表明した。
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