▽イタリア―コスタリカ(日本時間21日午前1時・レシフェ)
ボールを保持してパスで崩しにかかるイタリアに、コスタリカが逆襲で対抗する展開が予想される。ともに初戦を制して勢いに乗るが、実力ではイタリアが数段上回る。
イタリアは司令塔ピルロの縦パスが攻撃のスイッチとなる。エースのバロテリはイングランド戦で得点しており、気分よく迎えられるだろう。不用意なパスミスをしないことが重要だ。
コスタリカは初戦で前回4位のウルグアイを破った。5バックの守備的布陣だが、FWキャンベルを軸とした速攻は迫力がある。再び格上の撃破をもくろむ。
▽スイス―フランス(日本時間21日午前4時・サルバドル)
ともに勝ち点3で、勝てば1次リーグ突破が近づく。好選手はフランスに多いが、国際サッカー連盟のランキングはスイスが上回る。引き締まった好試合になりそうだ。
フランスは初戦でベンゼマが2得点し、エースのリベリが外れた影響を感じさせなかった。192センチのジルーら高さとパワーのある攻撃陣で、堅い守備が持ち味の相手を崩しきれるか。
スイスは終了間際の勝ち越しゴールで勝利を手にし、ムードがいい。途中から出て得点したメーメディかセフェロビッチが先発しそう。速い攻めで勝機をうかがう。
▽ホンジュラス―エクアドル(日本時間21日午前7時・クリチバ)両チームとも初戦は黒星だった。勝利が欲しい一戦。
ホンジュラスは3度目のW杯で、まだ勝利がない。初戦で2度の警告により退場となったW・パラシオスは出場できない。中盤の要を欠き、苦戦が予想される。スアレス監督は2006年ドイツ大会でエクアドルを16強に導いており、古巣との対戦が注目される。
エクアドルは初戦でスイスに敗れはしたが、速攻の威力は目を引いた。終盤に勝ち越しを許したように、最後まで集中力を切らさずにプレーを続けたい。カイセド、E・バレンシアの奮起が期待される。(共同)
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