▽ベルギー―アルジェリア(日本時間18日午前1時・ベロオリゾンテ)
随所に実力者を擁するベルギーに分がありそうだ。アザール、デブルイネ、ミララスとテクニックに優れるアタッカーがそろい、FWルカクは独力での突破も可能。GKクルトワの安定感も抜群だ。フェルマーレンら、所属クラブで出場機会が限られていた選手が、最終ラインに並ぶのがやや懸念材料か。
アルジェリアはボールを支配される展開になっても、組織的なプレスで流れを呼び込めるかが鍵となる。攻撃では技巧派MFのフェグリ、長身で空中戦の競り合いに強いFWスリマニに期待がかかる。
▽ロシア―韓国(同18日午前7時・クイアバ)
名将カペロ監督が率いるロシアがやや優位か。今年の強化試合は3勝1分けと仕上がりは順調だ。23選手全員が国内リーグ所属で世界的スターはいないが、GKアキンフェーフを軸とした堅守でペースをつかみ、得点力のあるケルジャコフやココリンらで先制する展開に持ち込みたい。
韓国は大会直前のガーナ戦に0―4と大敗するなど、攻守に不安を抱えたまま初戦を迎える。レーバークーゼン(ドイツ)で成長著しい孫興民らの攻撃陣がどこまで奮起できるか。選手として4大会に出場した洪明甫監督の采配も重要になってくる。
▽ブラジル―メキシコ(同18日午前4時・フォルタレザ)
両チームとも初戦では、持ち味を発揮して白星をつかんだ。ブラジルは個々の能力が際立つ。エースのネイマールは切れのある動きで2得点と好調。右サイドで攻撃の起点となったオスカルも存在感を放ち、攻めの選択肢は多彩だ。守備はオウンゴールで1点を失ったが、決定的な場面をつくらせなかった。
メキシコはロンドン五輪で優勝したメンバーを軸に、流れるような攻撃を仕掛ける。ドスサントスらが短いパスを小気味よくつないで守りを崩す。守備陣がブラジルの攻撃にどう対応するかがポイント。(共同)
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