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アルゼンチンの優位動かず

[2014年06月20日 17:02]

 ▽アルゼンチン―イラン(日本時間22日午前1時・ベロオリゾンテ)
 実力差は歴然で、アルゼンチンの優位は動かない。最大の注目はエースのメッシがゴールを挙げられるかどうか。初戦のボスニア・ヘルツェゴビナ戦では得意のドリブルシュートを決め、状態は上向きだ。相手の攻撃は前線に放り込んでくる単調なもので、チームもゴールをこじ開けることに集中できるだろう。
 イランはナイジェリア戦でほとんどボールを持てなかったが、引いて守り、最後まで得点は許さなかった。アルゼンチンに対しても同様の展開が予想され、堅守を貫くことができるかが重要になる。
 ▽ナイジェリア―ボスニア・ヘルツェゴビナ(同22日午前7時・クイアバ)
 ナイジェリアは勝ち点1、ボスニア・ヘルツェゴビナは同0で、ともに攻撃的に戦う必要がある。ナイジェリアはイランと引き分けた初戦では、ボールを保持しながらも、攻めが単調になって無得点に終わった。得意のカウンターに加え、モーゼスらのサイド攻撃で変化をつけられるか。
 ボスニア・ヘルツェゴビナはアルゼンチンに敗れたものの、高さ、力強さのある攻撃を展開した。ミシモビッチを起点に、決定力の高いエースのジェコ、初戦で得点したイビシェビッチの両FWにボールを集めたい。
 ▽ドイツ―ガーナ(同22日午前4時・フォルタレザ)
 強豪ポルトガルに4―0で大勝したドイツは攻守に充実しており、地力で優位に立つ。ハットトリックを達成したミュラーや、ゲッツェ、エジルら前線の連係はスムーズで、GKノイアーやラームが鉄壁の守備を誇る。
 ガーナは米国との初戦では、勝負どころで経験不足を露呈して1―2で敗れた。FW陣の個人技頼みな面はあるが、集中力を保ちエースのジャンらがゴールを奪えば、若いチームだけに勢いづく可能性はある。兄はガーナ、弟はドイツと敵味方に分かれるボアテング兄弟の対決も話題になりそうだ。(共同)

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