▽カメルーン―クロアチア(日本時間19日午前7時・マナウス)
初戦を落としたチーム同士の対戦。1次リーグ突破へ白星を目指して激しい争いが予想される。
カメルーンはコンビネーションに不安を残す。メキシコ戦では強引なドリブル突破に頼り、FWにボールが集まらない場面もあった。個人技での仕掛けより、カウンター気味のテンポの速い攻撃がポイントだろう。
クロアチアはブラジル戦で有効だったサイド攻撃や、威力のあるミドルシュートで積極的にゴールを狙いたい。開幕戦は出場停止のエースストライカー、マンジュキッチが戻って戦力が整い、得点力は一気に上がる。
▽スペイン―チリ(同19日午前4時・リオデジャネイロ)
初戦に大敗したスペインは勝ち点3が欲しい。負けると2010年南アフリカ大会のイタリアに続き前回王者の1次リーグ敗退が決まる可能性がある。先発メンバーを入れ替え、センターバックにハビマルティネス、FWにセスクの起用が予想される。チリとの国際Aマッチの対戦成績は8勝2分けと相性がいいだけに、立ち直るチャンスだ。
チリは体格で上回るオーストラリアに連係の良さで対抗し、快勝した勢いを駆って臨む。スペインでプレーするサンチェスとバルガスを軸とした攻撃陣の活躍が期待される。
▽オーストラリア―オランダ(同19日午前1時・ポルトアレグレ)
第1戦に大勝したオランダは、精神的に余裕を持ってオーストラリアを迎え撃てる。過去の対戦成績は2分け1敗だが、優位は動かないだろう。
初戦に敗れ、勝利が必要な相手が攻めに出てくると予想される。5人でゴール前を固め、ファンペルシーとロッベンの決定力を生かす堅守速攻が機能したスペイン戦の形がはまりそうだ。
オーストラリアは先制を許すと厳しくなる。オランダの強力2トップを抑えてまず失点を避け、空中戦に強い前線のケーヒルらにボールを集めて得点を狙い、先手を取りたい。(共同)
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