米、化学兵器の洋上処理船を公開
【ポーツマス共同】米国防総省は2日、シリア化学兵器の洋上廃棄処理に使う大型船「ケイプ・レイ」と、同船内に積み込んだ移動式の最新処理設備2基を南部バージニア州ポーツマスで報道陣に公開した。2週間以内に出港し、約10日間の航海を経て化学物質を受け取るイタリアに到着したいとしている。
ケンドール国防次官は、洋上処理する化学物質の量について「約700トンを見込んでいる」と説明。作業は45日間の予定だが、海が荒れて処理できない事態を想定し90日間の日程を確保した。
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