全国高等学校体育連盟(全国高体連)は22日、運動部活動における「体罰根絶全国共通ルール」を制定したと発表した。体罰を行った指導者は、原則として教育委員会や学校の処分が確定後1年間は高体連主催の大会に出場できず、高体連の役職も解任される。
監督、コーチら指導者をはじめ生徒、保護者にルールを周知することで体罰を未然に防ぐことを目的としており、7月から適用する。
運動部での体罰は、12年12月に大阪市立桜宮高のバスケットボール部の生徒が顧問から暴力を受けた後に自殺したのをきっかけに社会問題化。文科省が昨年5月、体罰防止を徹底するためのガイドラインをまとめた。
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