元十両丹蔵が引退
大相撲の元十両で東幕下13枚目の丹蔵(30)=石川県能登町出身、阿武松部屋=が夏場所10日目の20日、日本相撲協会に引退届を提出した。肩のけがで手術か引退か迷った末に決断。東京・両国国技館で「気持ちが切れた。情けない相撲しか取れなくて歯がゆかった」とすっきりした表情で話した。
東洋大から2007年春場所で初土俵を踏み、12年秋場所で新十両。十両に8場所在位し、最高位は西6枚目だった。けがに苦しんだ経験を生かし、柔道整復師の資格取得を目指す。「師匠から腹をくくれ、覚悟を持てと言われてきた。それをこれからも生かしていきたい」と第二の人生を見据えた。
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