日本相撲協会は19日、東京・両国国技館で理事会、評議員会を開き、公益財団法人となって初となる来年度予算案や事業計画を報告した。目立った新規事業などはないという。本年度の収支決算も含め、来年2月以降に理事会を経て評議員会で承認される。
ことしの全6場所の大入りは計58日間で、77日間だった1997年以来の多さとなり、人気回復傾向が顕著だった。一方で野球賭博問題や八百長問題の影響で多額の赤字を招いた相撲協会の財政状況は楽観視できない。元文部科学副大臣の池坊保子評議員会議長によると、一部評議員から入場料の値上げの意見もあったという。
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