【ロンドン共同】2011年5月に母国ケニアの自宅で死亡した男子マラソンの08年北京五輪覇者、サムエル・ワンジル選手について同国政府の病理医が10日、自殺ではなく鈍器で頭部を殴られた後に亡くなったとの見解を明らかにした。AP通信が報じた。
宮城・仙台育英高に留学して日本にも縁が深かったワンジル選手は当時、地元警察の話として自宅で女性と一緒にいるところを妻に見つかり、口論の後にバルコニーから飛び降りて転落死したなどと伝えられていた。病理医は転落だけでは死因となった頭の傷は負わないと主張し、何者かに地面に落とされた後に殴られた可能性が高いと指摘した。
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