【ロンドン共同】6月にカナダで開幕するサッカーの女子ワールドカップ(W杯)の人工芝ピッチ使用に反対し、提訴していた有力選手らが21日、法的解決を断念した。米国代表FWワンバックが「われわれの法廷闘争は終わった。だが、女子スポーツをフェアに扱う動きがより大きくなっていくと期待している」と声明を出した。
ワンバックらは男子のW杯は天然芝で行われており、人工芝での開催は男女差別に当たると主張。昨年10月にカナダの裁判所に提訴した。裁判所は11月に訴えを退けた上でカナダ・サッカー協会との調停を提案したが、同協会はこれに応じない意向を表明していた。
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