【ロンドン共同】2012年ロンドン五輪組織委員会で会長を務めたセバスチャン・コー氏は7日、22年冬季五輪招致でオスロが多額の財政負担を理由に撤退したことに対し「国際オリンピック委員会(IOC)だけでなく、スポーツ界全体の課題だ。開催費とインフラ整備を含めた投資の違いを区別して考える必要性がある」と訴えた。
2月のソチ冬季五輪で大規模な開発に巨費が投じられたことで、財政負担で五輪を敬遠する動きが続く。同氏は「地域社会とのつながりを再構築し、招致の段階から競技施設の利用計画を各都市に明示させることが重要」との考えを示した。
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