サッカー日韓戦で安重根の肖像画
【仁川共同】仁川アジア大会で28日、サッカー男子準々決勝の日本対韓国戦が行われた文鶴競技場で、韓国サポーターが初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した独立運動家、安重根の肖像画を描いた幕を掲げた。
幕は人の背丈ほどの大きさ。日韓のサポーター間で混乱はなかった。
安重根をめぐっては、中国がことし1月、暗殺現場の中国黒竜江省のハルビン駅に記念館をつくり、韓国政府関係者が訪れるなど、中韓の日本に対する歴史問題での「共闘」の象徴になっている。日本は、安重根が「死刑判決を受けたテロリスト」(菅義偉官房長官)との立場を度々表明し韓国が反発している。
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