1964年東京五輪の開会式で最終聖火ランナーを務め、10日に69歳で死去した坂井義則氏の告別式が14日、東京都練馬区の斎場で営まれ、日本陸連副会長を務めた沢木啓祐氏や84年ロサンゼルス五輪マラソン代表だった増田明美さんら約200人が最後の別れを惜しんだ。場内には坂井さんが使った聖火リレーのトーチが飾られた。
沢木氏は「よく酒を飲みながら日本のスポーツや陸上競技の将来について語り合った。(2020年)東京五輪が決まって力尽き、無念だったと思う」と悼んだ。増田さんは「陽気で優しい方。陸上のお話をされる時は無邪気な少年のようだった」と故人をしのんだ。
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