政府は17日の閣議で、1月20日に54歳で死去した柔道五輪金メダリストの斉藤仁氏に従五位と旭日小綬章を贈ることを決めた。
斉藤氏は1984年ロサンゼルス、88年ソウル五輪男子95キロ超級を制し、柔道の日本勢では初の五輪2連覇を達成。80年代に全日本選手権で第一人者の山下泰裕と名勝負を繰り広げ、ファンを沸かせた。
現役引退後は指導者となり2004年アテネ、08年北京五輪の日本男子監督を務めた。12年秋に全日本柔道連盟の強化委員長となり、暴力指導問題などに揺れた柔道界の再建に尽力した。
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