五輪柔道で金2のルスカ氏死去
1972年ミュンヘン五輪で柔道男子の重量級と無差別級の2階級制覇を果たしたオランダのビレム・ルスカ氏が14日死去した。74歳だった。脳出血のため2001年から闘病していた。国際柔道連盟(IJF)が15日に発表した。
五輪の柔道で同一大会2階級制覇は他に例がない。世界選手権は67年と71年に重量級で優勝。激しい闘いぶりから日本では「赤鬼」と呼ばれた。柔道引退後はプロ格闘家となり、76年にプロレスラーのアントニオ猪木と対戦した。13年にIJFの殿堂入りを果たした。
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