2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場について、日本学術会議の「都市と自然と環境分科会」は20日、暑さ対策や景観の観点から計画の修正を求める提言案を公表した。試算の結果、周囲の自然環境と調和させることで、気温や湿度などから算出する「暑さ指数」が競技場周辺で最大4・6度低くなるという。
分科会は樹木を伐採して人工地盤の上に建設する現行計画は、観客の熱中症のリスクを伴うと指摘。スタジアムのデザインは尊重しつつ、地下を流れる渋谷川を再生させて風の流れを生む修正案を示した。
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