プロ野球の今季の1軍公式戦で使用されている統一球が規定よりも飛びやすい数値を示した問題で、熊崎勝彦コミッショナーは11日、東京都内の日本野球機構(NPB)で報道陣に対応し「お騒がせして誠に申し訳ない」と謝罪した。代替球がないため、当面は現行の球を使用し、再検査などの結果を受けて対応を決める。
NPBは開幕前にも非公式に検査し、3月19日に得たデータでは規定内に収まっていたが、上限に近い値だったという。統一球をめぐっては公表することなく飛びやすく変更したことが昨年発覚し、10月に加藤良三コミッショナーが引責辞任する騒動となった。
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