レスリング吉田選手がW杯出場へ
11日に父栄勝さん=享年(61)=を亡くしたレスリング女子の吉田沙保里選手(31)が13日、津市の通夜会場で「お父さんのためにも絶対出て、優勝するように頑張りたい」と語り、15日に東京で始まる女子国別対抗戦、ワールドカップ(W杯)への出場を明言した。
2日間、遺体のそばで過ごしたという吉田選手は通夜が始まる前に黒いスーツ姿で報道陣の前に現れた。55キロ級で五輪を3連覇したが、このW杯から新設の53キロ級での出場となる。「新しい階級になって、お父さんも楽しみにしていたと思う。もっとレスリングを見せてあげたかった」と話し、手で顔をおおう場面もあった。
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