琴欧洲関が引退
大相撲春場所12日目の20日、元大関の関脇琴欧洲が日本相撲協会へ引退届を提出した。大関経験者はしこ名のままで親方として3年間協会に残ることができ、同日の年寄資格審査委員会と理事会で「琴欧洲親方」の襲名が認められた。今後は佐渡ケ嶽部屋付きとして後進を指導する。
師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)によると、10日目の18日に横綱白鵬に敗れて9敗目を喫した琴欧洲から打ち出し後、気力が残っておらず、悔いも全くないと引退の意思を伝えられた。
琴欧洲は202センチの長身を生かした取り口で、22歳のときに初土俵から所要19場所で欧州出身初の大関となった。
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