佐世保実業高校(長崎)野球部の清水央彦元監督が、日本学生野球協会から受けた無期謹慎処分に不服を申し立てた件で、同協会の不服審査委員会は8日、処分変更の請求を退けた。
2012年8月に当時3年の元部員が1年部員を暴行した問題が発生。清水元監督が「殴ってでも退部を考え直させろ」と指示、暴力を誘発したとする高校からの報告に基づき、同協会は13年10月に処分を決めた。元監督は同年11月に不服を申し立てた。
不服審査委員会は清水元監督が1年部員のけがを練習中事故と学校側に虚偽報告していた事実などを重く見て「処分が著しく合理性に欠くとは判断できない」と結論づけた。
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