大相撲の春巡業は5日、神奈川県藤沢市で開かれ、春場所後に新横綱となった鶴竜が昇進後初めて土俵での稽古を行い、大きな拍手を浴びた。幕内東龍との13番では右を差し、浅く左上手を取る形を徹底し、力の差を見せつけた。
白鵬と日馬富士の両横綱が稽古で相撲を取らなかったのとは対照的に順調な調整ぶり。「2、3日休んだので、だいぶ楽になった。これから少しずつやっていきたい」と穏やかな表情だった。
稽古前には、3日に再任された尾車巡業部長(元大関琴風)が、関取衆に「(来場が)一生に一度のお客様もいることを理解してやってほしい」と訓示した。
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