柔道事故めぐり全柔連と初の協議
全日本柔道連盟(全柔連)は30日、柔道の授業や部活動で死傷した生徒の家族らによる「全国柔道事故被害者の会」と意見交換する協議会を東京都文京区の講道館で初めて開催した。同会から安全指導の徹底など7項目の要望書を受け取った全柔連の宗岡正二会長は再発防止を誓い、外部有識者ら約15人による「総合対策委員会」を新設する意向を明らかにした。
5年前に部活動で死亡した滋賀県愛荘町の村川康嗣君=当時(12)=の伯父に当たる被害者の会の村川義弘会長(52)は「特定の事故被害者団体と競技団体による協議会は極めてまれで画期的。今後の日本柔道にとっても有意義だ」と述べた。
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