地面の地図、北方領土は雲で隠す
【ソチ共同】7日のロシア・ソチ冬季五輪の開会式で、日本選手団の入場行進の際、地面に映し出された日本地図の北海道東部周辺に雲のようなものがかかり、北方領土が見えない状態になっていた。グルジア選手団の入場時も、ロシアが一方的に独立承認しているグルジアの2地域が白い雲で覆われた。
ロシアは2008年のグルジアとの武力衝突後、同国の面積の約2割に当たるアブハジア自治共和国、南オセチアの2地域を独立国として承認し、ロシアの強い影響下に置いている。グルジアのインターネットメディアは「ロシアはソチ五輪開会式でグルジアの面目をつぶした」と批判した。
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